徒然 夕焼け:跡地

思いついたことを徒然と(主に謀りの姫:Pocket プレイ体験)を元に色々書いています

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謀りの姫:Pocket 本編あらすじ(女主編 第50 ~ 53章)

 

ネタバレには配慮してますが、半ネタバレです。少しでもたばポケに興味を持ってくれる人が増えたらいいな、と思います。マンネリでダレてしまっている人も気分転換してください。

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ネタばれ嫌な人は回れ右。
なんとなく思い起こしたい人は目次だけ(ΦωΦ)。
もう少し思い出したい人は各項目を。
ネタバレ配慮で詳細には書いてません(章によってばらつきあり…)。気になったらゲームで遊ぼう ٩( 'ω')و٩('ω' )و.✧

さらに注意:
小見出しは主観で勝手に付けてます
読み返しながらだけど間違ってる所あるかも
皇帝=陛下、表現が混在してるけどお許しを
中華の知識ゼロの人、の、感想入(緑字の部分)

 

前回までのあらすじ

長年の恋人「徐容遠」に別れを告げ後宮入した主人公。なにかにつけて嫌がらせを受け、何度も疑われ裏切られながらも、温如言、雲悦とは姉妹然の親交を深めていく。一方、皇帝陛下も、主人公を永遠に失うかも知れない、という事件以降は彼女を他の妃以上に気遣うようになった

後宮の暗雲が晴れる事はないが、皇帝の信を得た主人公は、その影響力を確実に増し、年富の性格を利用して兵権を奪い、年家の勢力を削ぐことに成功した

皇后や年貴妃への、皇帝の訪れは減っていたが、第五皇子北遠の毒殺未遂事件が発生。主人公は、冤罪で投獄された靳侍医(きんじい)から、この事件は温如言を陥れる為である事を突き止めた。それならば、と相手の計略を逆手に取ろうとするが、温如傾の思わぬ行動で失敗し、靳侍医は自害してしまう。

ネタバレキーワード:北遠毒殺の実行犯は靳侍医ではなく柳侍医でした。背後に黒幕がいる(恐らく皇后)が明らかにはされず。皇后を庇った温如傾は敵か味方か?

北遠:第五皇子。年貴妃の息子
温如言、雲悦:主人公の親友。位は貴人
温如傾:温如言の実の妹。前回の選秀で入宮
靳侍医(きんじい):北遠毒殺の容疑をかけられ自害
皇后、年貴妃:後宮の二大勢力。皇帝に寵愛される主人公を表舞台から葬り去ろうとしている

 

第50章~第51章

劉常在

靳侍医が自害した後、承乾宮へ 劉常在・劉玉 が訪ねてくる。靳侍医が自害しようとした時、主人公が玉佩を落としたのはわざとではないか、と言い、熹嬪様の優しさと緻密は考えに感服した、機会があればぜひご指導頂きたい、と申し出る。しかし、主人公はそれを認めず、無難な物言いで帰してしまう

明らかに主人公の下に就こうとしていた、なぜ帰してしまったのか、と問う月秀に対し、劉常在は靳侍医の冤罪までも見抜いた、その洞察力は侮れず、安易に信用することは出来ない、と、諭す。

彼女のことはおいといて、そろそろ私達は動きましょう、と、柳侍医を呼ぶように命じた。

承乾宮:主人公の寝殿
劉常在・劉玉:前回の選秀で入宮(たぶん)。雲悦に毎日のように拝謁したり、鋭い洞察を仄めかしたりしてくる
月秀:主人公の侍女。入宮した時からの仲

 

真向勝負

柳侍医を呼び出した主人公。開口一番「皇后様の大船に乗った柳侍医にはおめでとうとでも言うべきかしら」と直球を投げつける。

「なんのことかわかりませんが…」と最初は認めなかった柳侍医も、「温貴人を陥れる計画」と指摘された事で誤魔化しを止め、「私めが皇后様側の人間だとわかっているなら接触しない方がいいとは思わないのか」と開き直る。しかし「そうかしら?」と、一蹴した主人公は柳侍医を跪かせ、わざとその手を靴で踏みつけた

「靴底に針が?どういうつもりだ!」と驚く柳侍医。その針は毒針で傷口は永遠に塞がらない、と脅す主人公。「そんな毒は聞いたことがない、はったりはやめてください」と柳侍医はその場を後にするが、その予想とは裏腹に、数日経っても傷口は塞がらず血が止まらなかった

 

太后の裁断

柳侍医は、事の成り行きを皇后に報告し、皇后はそれを太后に報告した太后と皇后に呼び出される主人公。柳侍医も同席。

罪を認めるか、と詰問されるが、「なんのことか分からない、ご明示ください」と答えると、皇后は、主人公が柳侍医の手を踏んだことだけでなく、北遠の一件の首謀者が主人公だという告発が柳侍医からあった、太后に告げる。主人公の報復が怖くて今まで言えなかった、と口を揃えて訴える皇后と柳侍医だったが、当然、主人公はこれを否定する。

 

証拠隠滅。全ては想定済み

柳侍医を排除しようと思うなら方法はいくらでもあり告発まで待つ必要もない、と、太后に述べる主人公。一理ある、と考えた太后は、証拠について皇后に尋ね、柳侍医を踏んだ靴が証拠になる筈、という皇后の提案で主人公の靴を全て調べることに

 

靴が調べられるのは想定済み。「自分は陛下の妃であり私生活は保護されるべき。自分の無実の為に今回は靴を出すが、証拠がなかった場合はどうするのか」と敢えて尋ね、「その場合は無実を認め、皇后にも謝ってもらう」との言質を取った( ー̀ωー́ )✧

果たして件の靴は見つからず、主人公の無実は証明され、皇后は謝罪、妃を謀った罪で柳侍医は処罰された

「皇后様ならわかります!お助けください!」と訴える柳侍医。

「そなたを信用していたのに、まさかこなたまで騙そうとするとは… 早く連れて行け!」という皇后。
柳侍医連行の後、  「長年の情に免じて責めないでくれるか」「柳侍医に騙されただけではありませんか」と、手を取り合う妃 2人。白々しくて期待どおりw(胸中の心の声が聞こえてきそうだ)

後日、皇帝に呼びだ出された皇后は、一介の侍医に惑わされ、体調の思わしくない母上(太后)まで煩わせるとは、と苦言を呈される
「柳侍医、絶対に黒幕を吐かせてやる」という陛下の呟き、皇后ピンチ!(かも)

 

種明かし

疑いが晴れ、温如言達に、事の成り行きと証拠隠滅について種明かしする主人公。針を仕込んだ靴底は既に取り替えて燃やしてしまった為、針跡が無いのは当然だったのだ。…ていうか、靴を調べただけで終わりにしちゃうあたり緩い物語。ある意味ほっとする (˙ω˙ )... 

温如傾は、見事な返り討ちでした、(皇后を)信用させたと思っていたが今回のことはまったく情報が入ってこなかった、と、感嘆しつつ残念な様子を見せ、

温如言は、後宮の主である皇后に謝罪させたのだから今後はより気をつけた方がいい、と心配する。

 

温如傾の正体

深夜、延禧宮からこっそり抜け出し、 坤寧宮へ向かう人影があった。「こんな夜遅くにどこへ行くの?」と主人公は声をかける。振り向いた人物は温如傾

延禧宮(えんききゅう):温貴人の寝殿
坤寧宮(こんねいきゅう):皇后の寝殿

いつもの親しい「如傾」という呼びかけではなく「温答応」と敢えて呼び、柳侍医の傷口の件を皇后へ報告に行くのでしょう、と問いかける。

これ以上騙せないと悟った温如傾は、隠すことを止め、感心しましたわ、靴の仕掛けを話したのは態とだったのですね、と述べる。

こんなことをして何の得があるのか、なぜ実の姉より皇后を選ぶのか、との問いに対し、姉は悪くないが私が欲しいものを与えてはくれない、皇后はそれを与えてくれる、簡単な話ですよ、と、ふてぶてしい態度で答える温如傾。

如言さんに知られても良いのか?と尋ねると、言いたければ言えばいい、どちらを信じるか見ものですね、と不敵に笑うのだった。

 

亀裂

温如傾と主人公はそのまま温如言の元へ。

温如言を見るや否や「姉上・・・!」と、泣いて抱きつく如傾。「彼女が私を疑うの、承乾宮に連行して拷問するんだって(泣)」と、か弱い妹の体で訴える主人公とやりとりした時の不敵な様相とのギャップがすごい

主人公は、靴の仕掛けを話したのは如傾を試す為だったこと、深夜に坤寧宮に行こうとしている如傾を見た(それは皇后に報告する為)、と、その裏切りを告げるが、如傾は「主人公が突然押しかけ無理やり連行しようとした」と、真っ向から異なる主張を展開。これが証拠よ、と、如傾が袖をまくって見せた腕には爪痕がくっきりと残っていたもちろん主人公がやったものではないが… 如傾、侮れず

 

爪痕を見せられ表情を曇らせる温如言。爪痕は本人に聞けば早い、と反論しても、

「あなたが好き勝手に黒を白にするなんて許さない!」と、全く怯む様子のない如傾

「妹だからって如言さんを操れると思わないで!」と、売り言葉に買い言葉の応酬‥その場は険悪な空気に包まれた。


この言葉だけを見ると、位の下の者が勇気を出して頑張っているように見えてしまいます。如傾の演技力・言葉選びが秀逸

家族である如傾が皇后に寝返る筈がない、きっとなにか誤解がある、冷静に話し合おう、と如言は収めようとするが、主人公は、彼女の言葉に本当のことは1つもない、如言さんが彼女を信じるならこれ以上は時間の無駄、と告げてその場を後にする。

 

主人公が去った後、こんなことになってごめんなさい、と、殊勝なフリをして謝る如傾に、「いつか別れの日がくると分かっていた」と応える如言。「ただ…如傾、私を失望させることはしないで」と念押しする。

いつか別れの日がくると分かっていた??意味深な言葉にびっくり・・・如言さんは無二の親友だと思っていたけど、根っこのとこでは完全に信じてはいなかったのかなぁ… 哀。

化けの皮が剥がれた時の如傾の表情や態度がふてぶてしく、更に、如言さんに告発した時の猫かぶりな豹変の仕方がすごくて面白い。主人公に対する如言さんの、「なにがあったか話してごらん」と言うお姉さんぽい言い方や、言葉の端々に如傾寄りな物言いが見え隠れするなど、これまでの絆があっても家族の情には打ち勝てずに困惑している様子も感じ取れます。見応えある章でしたw

 

第52章~第53章

打つ手なし

長年の情が家族の情に勝らなかったことに落胆する主人公。温如言にとって取り返しのつかないことにならないか心配するが、皇帝の覚えも悪くない如傾を正当な理由なしに排除することは難しく、今は様子を見るしかない

 

劉常在 懐妊、貴人へ

皇帝と太后がいる場での拝謁と昼食会(?)劉常在が身体の不調を訴え、懐妊が明らかになる。久しぶりの皇嗣(こうし)の報は喜ばしく、その場は明るい雰囲気に包まれた。この機会に昇進させては、との太后の言葉もあり、皇帝はその場で劉常在を貴人に冊封。封号はなにがよいか、と、主人公に訪ね、主人公は謙遜の文字から「謙貴人」と提案し、これが採用された。

慶事に上機嫌な陛下、主人公に一緒に歩いて帰ろう、と声をかける。本来なら懐妊した謙貴人と共にあるべきと思われたが、こういう時だからこそ主人公と一緒に居たい、と思ったらしい。
本来なら全ての妃や皇子をみな平等に扱わねばならないが、そなたと北江だけはどうしても他より大事だ、と本音(?)を零す陛下。そのようなことを誰かに聞かれたら...、と、主人公に窘められるが、陛下は主人公の手を取り熱い眼差しを向ける アツイ.((“Q(´ᆺ`。)パタパタ
北江:主人公が産んだ皇子

 

承乾宮に戻った主人公は、祝いの品をどうするか、月秀と小衛子と相談。昔陛下にもらった玉簪(← 高価)を贈ろう、と言う主人公に、大切にしていたのにどうして、と驚く月秀だが、周囲に隙をみせない為には 最も使うべきところに使ったほうが価値が出る、と言う策士な主人公。劉常在が懐妊し貴人に昇進したのは偶然ではない、と、月秀と小衛子に説く。

太后の体調は芳しくなく皇帝は特にそのことを気にかけていた。太后と皇帝が居る席で懐妊を明らかにし喜ばせることで昇進を得たのは彼女の目論見、と推察。

劉常在を味方にできれば小主が楽になるのに… と呟く月秀だが、劉常在は目的を達成するために手段を選ばない危険な人間、と、主人公が彼女を信用する気持ちは1ミリもないようだった。

承乾宮:主人公の寝殿
小衛子:主人公の宦官。月秀に並ぶ腹心

 

観音像の仕掛け

温如傾が懐妊祝に観音像を贈ったことを聞いた主人公。祝いの品として相応しいが、胸騒ぎがした為、探りを入れようと謙貴人の邸へ訪れる。観音像から迷蘭香の香り(目眩や頭痛を引き起こす毒)がすることに気づき、これを直ちに陛下に報告すると、執務で忙しい陛下は、事の調査と裁断の全てを主人公に任せる、と通達した

 

妙に冷静な温如言

観音像に毒を塗ったのか、と、如傾を問い詰める主人公。如傾は否定し、温如言も、観音像に触れられたのは如傾だけではない、と妹を庇う。それならば、観音像を贈った時の箱を調べましょう、箱に香りが残っていれば、贈る前に毒が塗られたことになり如傾がやったと証拠になる、と提案。容疑者の如傾も、「箱の中に香りがなければ観音像が放置されてから塗られたと証明できます!」と、自らの無実を証明するために賛成する月秀が箱を持ってくると、なぜか 温如言が、「私が確認してよいか」と自ら申し出る。

箱を確認する如言に、「なにもないわよね?」と問いかける如傾。しかし、「…強烈な香りがあるわ」と温如言は答えた。「あり得ない!」と驚く如傾だが、これで証拠が見つかった、と、主人公は、贈り主である如傾を犯人とし冷宮に監禁する裁断を下す。連行される如傾を見つめる温如言は平静かつ無表情で感情を読み取ることができなかった。

如傾の姿が見えなくなると、温如言は、「本当に如傾がやったと思っているの?」「この件はまだ終わっていない。気をつけなさい」と主人公に忠告する

 

温如言の平静な様子、自分と決裂した筈なのに気をつけろとはどういうことか、と、如言さんはこの件についてなにか知っているのかもしれない、と月秀と話していると、坤寧宮の宦官・孫墨(そんもく)が訪れ、坤寧宮への呼び出しと、主人公が冷宮に監禁した筈の如傾を、皇后が解放したことを告げる

坤寧宮:皇后の寝殿

箱の中の香りを確認したのは温如言さんだけ?(← それもどうなの)。妹を庇っている風の、如言自らが確認を申し出たこと、あり得ない!と驚く如傾、別れ際の忠告、なんだか意味深... ('ω'  )

 

つづく・・・

次回、如傾を冷宮から解放した皇后。主人公を排除する為、温如言を囮として陥れる更なる謀略を仕掛けてくる…

 

【閑話的感想】

温如傾の裏切りと、劉常在(謙貴人)が頭角を現してくる章

如傾、まさかの裏切り者。家族を差しおいて人を手駒にしかみない皇后につくとは思わなかった。温如言も主人公も、妹を後宮の諍いに巻き込みたくなくて遠ざけようとしたけど、本人達にとっては余計なお世話で却って恨みを買ってしまったのか?私的には理解しがたいけれど。

決裂してしまった如言さんは、今までの「優しい親友」ではなく「後宮の妃」感が出ていて、これまでは親友の側面しか描かれてなかったのかも。言葉の端々や表情には意味深なものが多く、仲の良かった頃にはもう戻れないのだとしたら、哀しい。

それにしてもだんだんあらすじなのに長くなってしまっている。(いろんな意味で)大丈夫か m(;_ _)m