ネタバレには配慮してますが、半ネタバレです。少しでもたばポケに興味を持ってくれる人が増えたらいいな、と思います。マンネリでダレてしまっている人も気分転換してください。
-----
ネタばれ嫌な人は回れ右。
なんとなく思い起こしたい人は目次だけ(ΦωΦ)。
もう少し思い出したい人は各項目を。
ネタバレ配慮で詳細には書いてません(章によってばらつきあり…)。気になったらゲームで遊ぼう ٩( 'ω')و٩('ω' )و.✧
さらに注意:
※小見出しは主観で勝手に付けてます
※読み返しながらだけど間違ってる所あるかも
※皇帝=陛下、表現が混在してるけどお許しを
※中華の知識ゼロの人、の、感想入(緑字の部分)
前回までのあらすじ
長年の恋人「徐容遠」に別れを告げ後宮入した主人公。なにかにつけて嫌がらせを受け、何度も疑われ裏切られながらも、温如言、雲悦とは姉妹然の親交を深めていく。一方、皇帝陛下も、主人公を永遠に失うかも知れない、という事件以降は彼女を他の妃以上に気遣うようになった。
しかし、新たな秀女の入宮(温如傾、舒佳慧、劉玉)、皇后と年貴妃の反目など、後宮の暗雲が晴れる事はない。如言の娘「涵煙(かんえん)」の和親の婚姻話(実質人質)をきっかけに、陛下と主人公は衝突、亀裂が生まれてしまう。寵愛を失ったとの噂が広まると、真夏に氷を減らされるなど、シビアな現実がそこにあった。
それでも、時の経過で想い合う2人は和解。西夜に囚われていた涵煙も、主人公の兄弟の活躍で無事に救出された。
※温如言、雲悦:主人公の親友。位は貴人
※温如傾:温如言の妹。
※舒佳慧:陛下の初恋の人に似た秀女。皇后のお膳立てで貴人に抜擢される
※劉玉:直近の選秀で冊封された妃。敵か味方か...?
※皇后、年貴妃:後宮の二大勢力。皇帝に寵愛される主人公を表舞台から葬り去ろうとしている
※年将軍・年富:年貴妃の兄。大将軍だが傲慢不遜
第43章~第44章
年将軍の凱旋、一計を案じる
西夜に勝利した北西軍が都へ戻ってくる。陛下は、功績を上げた将軍・年富に満足し、褒賞として異姓王の封号を冊封することを考えていた。
どんな封号が良いと思うか、と、主人公に相談する皇帝。主人公は、年家の勢力を削ぐ為一計を案じることにする。
北西を平定したのだから「平西王」はどうか、と一度は提案したが、すぐに、臣下に与えるには異姓王は不適切であり、今後の功績でそれ以上の褒賞が必要になった時にも困るだろう、と言い、最終的に世襲権のある輔国公(ほこくこう)を賜ることが決定する。
国政に関わることを一介の妃に相談することは、あまりないのでは? つまり、、?それだけ陛下の信が厚く、主人公がかなりの影響力を持ち始めたという証か。
凱旋の日、主人公は小衛子に命じて、陛下が年将軍に異姓王を冊封するつもりである、という話を、偶然を装って年将軍の耳に入れさせた。異姓王の褒賞に舞い上がる年富。しかし、実際に賜ったのは異姓王ではなく輔国公だった。
動揺と不満を隠しきれない年富だったが、皇帝からの恩賞に異議を唱えることはできず、心の中の不満が大きく膨れ上る。
目に余る年家の振る舞い
凱旋祝いの宴の席、張大臣が年将軍の行いを批判(些細な失態で宦官を馬で蹴り飛ばしていた、と咎める)、大臣達が年富の傲慢さに不満を抱いている様子が露見する。
年貴妃もまた、他の妃(温如傾)に対して罰を与えたり、皇后への拝謁も欠席、年将軍からは数々の希少な品を贈られるなど(皇帝、皇后を差し置いて~ (˙ω˙ ) 、主君を蔑ろにする振る舞いが目につくようになった。
大臣への私刑、しかし・・・
年富に対し、凱旋直後は気を良くしていた陛下も近頃の振る舞いには眉を潜めていた。そんな折、怡親王が 張大臣が年将軍の杖刑で死亡した、との急報を齎す。
宮中の大臣達に跪礼を強要した年将軍、これに反発して詰った張大臣を杖刑に処したという事だった。文官であり年配の張大臣は耐えられず... 。
跪礼は本来皇帝に対して行うものであり、自分が皇帝に並ぶものと誇示しているかの振る舞い、まして私刑を行い皇帝の臣下を死に至らしめるとはあってはならない事。しかし、年富は北西の大将軍であり、彼が兵権を握っている限り廃することは容易ではない。
第45章~第46章
劉常在、その真意は
主人公、年貴妃が劉常在を叱責している場面に遭遇、助け船を出す。貴妃が去った後、現在の年家の振る舞いをどう思うか、と尋ねると、劉玉は冷静な分析を返答する。
「その権力は皇后様までもを超えたかのように見える」
「いずれ望んでははいけないものに手を出してしまいそうだ」
と、不敬と取られ兼ねない発言まで。なぜこの場で敢えてそのような事を言うのか、と訝しむ主人公。入宮当初より雲悦に頻繁に拝謁していた劉玉の行動は不可解。 見た目よりも聡く侮れない人物と要チェック 。
立太子の催促、時が来た
輔国公の恩賞に未だ不満を拭えない年将軍。しかし年貴妃は、そもそもなぜ一介の宦官が褒賞の内容を事前に知っていたのか、不満を煽るための 誰かの差金では、と鋭い洞察。
妹 (年貴妃)に宥められ、異姓王の件はようやく諦めた年富だったが、年貴妃の息子「北遠」が重用されていない様子を聞くと、
「北遠こそが太子にふさわしい、我々年家がいなければ、奴ら慕家はこの天下を手に入れる事すらできなかったのだぞ!」と大胆発言。
皇帝一家をヤツラ発言。きゃーΣ(゚ω゚ノ)ノ
翌日、皇帝に立太子を催促してしまう。皇家の私事に口を出すことは禁忌…このことは皇帝の逆鱗に触れた。
主人公、陛下、怡親王、の3人は、年将軍の兵権を取り上げる計画を立て始める。
※立太子:正式に皇帝の跡継ぎを定めること
恩賞の内容が先に漏れたことを訝しんだり、年家は陛下に寵愛されているが完全には信用されていないようだ、と冷静に分析したり、年貴妃は思った以上に鋭くただの意地悪な人ではなかったデス (˙ω˙ ) 侮れず...。
北西平定の真相
年将軍の力を削ぐためには彼を軍の中心から遠ざけねばならない。弟・永祥から北西平定時の裏を聞いていた主人公は、北西軍の武将・岳振中(がくしんちゅう)を呼び出す。
「岳将軍、罪を認めますか?」と問い詰める主人公。
岳振中が怯んだところで、北西の平定は、岳振中の活躍だったことを白状させる。待機命令を出し三千兵を率いてヤルートに進行した年将軍は敵の罠にハマり窮地に陥った。これを、命令違反を承知で助けに行ったのが岳振中だった。年将軍は、自らが救われたにも関わらず、規律違反(待機命令を無視したので)で岳振中を杖刑に処し、全ての軍功を自分のものにしたのだった。
大将軍を救けるのは当然の役目、報告するまでもなかった、と言う岳振中だが、柱の影で全てを聞いていた陛下の登場で全ては正されることになる。
上司に逆らうとなにされるか分からないから言えなかったんだよね。でも大丈夫!さらに上司が君の味方!時が成ったとはこのことだ╭( ・ㅂ・)و グッ !
この件は軍功報告書に記載されておらず隠蔽に値する、と叱責した上で、そなたの活躍がなければ敗戦を期していたかも知れない、と労い、岳振中に北西大将軍の座を継ぐよう勅命を下す。
ちなみに… 岳振中の年富救出劇は、男主の物語では男主人公の役割になってます。止めたのに突っ込んでいって罠にハマり、救出してあげたのに杖刑に処すという… なにコイツ、と理不尽さにやきもきした人もいたことでしょう(私です)。
年富、兵権を奪われる
岳振中の北西大将軍への任命は密やかかつ速やかに行われた。一方、年将軍は軍機処の軍機大臣に任命、都に足止めする。
皇帝の本気を悟った年富と年貴妃。兵権を取り戻す為には北西に戻るしかない。年富は、郊外に駐屯させている直属部隊を動かそうとするが、怡親王が現れてこれを阻止。
「私がいなかったら、陛下は安心して皇帝の座に座れなかった!」との不敬発言も飛び出した(正確な台詞は違うけど意味は同じ)。
不満全開の年富に対して怡親王のこの表情
怡親王はその場で副将・丁守正(ていしゅうせい)に、部隊を率いて北西に戻り岳振中に合流せよ、という勅命を伝えた。年将軍の北西軍の実権は完全に奪われることとなった。
いつか必ず私のものは取り返してみせる。
by 輔国公・年富(謀りの姫:Pocket)
悔しがる年富の捨て台詞。でも、実際には失態を犯して部下に助けられたのに、それを自分の功績!自分のおかげ!っと威張れるところは色んな意味でスゴイ...
つづく・・・
【閑話的感想】
年家の奢り、その勢力を削ぎ落とす計略の章でした。といっても、力が弱まっただけで年富は健在だし、年貴妃にも皇子がいる。いつまた力を取り戻すかわかりません。年貴妃が思った以上に切れ者という事もわかりました(侮れない。主人公の計略がバレるかと思った)。
張大臣は可哀想でした… 理不尽なことに声を上げただけなのに。出る杭は打たれる、は年家だけに当てはまらず。無謀だったとはいえ代償が死というのは重い。
前回あたりから、政に関して陛下は主人公に相談したり協力を仰いだりすることが多くなりました。主人公の影響力が高まっている様を感じます。